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- よくある質問
基本的には、発熱は病原体と患者さんが闘っている反応ですから抑える必要はないと思っています。
しかし小児に関しては成人に比較して体力また予備能が低いため、体力がやや落ちているような際には使用しても良いと考えています。
けいれんの既往のないお子さまでしたら38度5分を超えてつらそうな場合で使用間隔は6~8時間を空けることを必ずお守りください。
座薬を水ないしオイルなどで湿らせてから肛門より挿入しますが、尖っている部分を先端に入れていきます。
しかし挿入が浅いとすぐに出てしまうので、お母さんの小指の先端くらいまで挿入してください。
出てこないようであれば成功です。その後にオムツなどを履かせてあげてください。
また一回の使用が一個の3分の2などと指定されているときは、目分量で結構ですがパッケージよりだして尖っている部分を残す形で、ナイフや鋏で切って使用してください。切った残りは捨ててください。
お子さまで多いのは、発熱時に起こす熱性けいれんです。
けいれんにもいろんな形がありますが、全て本人の意識がない状態が数秒から数分続きます。
典型的なけいれんは手足を突っ張り歯を食いしばり、黒目がある一方向を注視する強直性けいれんです。
持続は3分以内が多いようです。痙攣時には嘔吐や尿失禁、便失禁なども見られます。
まず御両親は落ち着いてください。
そして体をゆすったり名前を呼び続けたりと過度の刺激は避けてください。
着衣はボタンなどをはずして楽にしてあげ、体は横向きにして嘔吐した際の吐物の誤飲を防いであげてください。
またお子さまの口の中に指を入れたりしないでください。強く噛まれて怪我をします。
唇や舌を噛む様な痙攣の際には割り箸にガーゼなどを巻いたものなどを噛ませます。
また顔色を良く見てください。呼吸が抑制されることもあるのでチアノーゼ(紫色)が見られるときには救急車を呼ぶ方がいいかと思います。
また痙攣が5分経っても止まらない時にも救急車を呼んでください。
もし3分以内に痙攣が止まっても再び起こすこともありますので痙攣止めの座薬(ダイアップ座薬)をお持ちでない初回の痙攣発作の際には医療機関を受診ください。
まずは少しの間何も口にせず様子を見てください。
少しお子さまが楽になったように見えたら、サジ一杯程度の水分を与えてみてください。
但し冷たいものや牛乳は避けてください。冷たくない白湯やお茶、イオン飲料などがいいかと思います。
もし何回か摂れるようであれば少しずつ一回量を増やしてあげてください。食事に関しては慌てなくていいです。
水分が摂れて尿がある程度でるようになったら消化の良いものから少量ずつあげてください。
しかし水分もまったく摂れないようであれば制吐剤の投与が必要になります。
しかしこれでもおさまらず尿もあまり出ないようであれば点滴が必要な場合もあります。
おしっこが普段より少なくならないように注意してください。
水分を摂取したと同時に下痢がでてしまう場合に水分摂取をやめてしまう方がみられますが、逆に下痢ででてしまう水分量を補充するようにしてあげてください。
また下痢の際は臀部に湿疹ができやすいので可能であれば入浴時に良く洗ってあげてください。
また発熱時には状態が良ければ臀部浴をしてあげてください。
冬は感染症が多い季節です。
インフルエンザ、乳児RSウイルス感染症、ロタウイルスによる嘔吐下痢症などが挙げられるかと思います。
年長児では学校より帰宅時に手洗いとうがいを必ずすることです。
またクラスでの流行時には自分がマスクをしていくことも必要かもしれません。
食事と睡眠をしっかりと取り、生活リズムを崩さないことです。
また人ごみに長時間行くことは冬場は避けたほうが良いと思います。
また小さなお子さまや乳児がいらっしゃる家庭では、御家族の方がこれらの感染症を持ち込まないように注意するのが必要かと思います。
予防接種は元気で病気の存在していない時期に行うのが原則です。
もし発熱などがあった場合には解熱後1週間ほど開けていただくのがよいかと思います。
また中耳炎や副鼻腔炎などの炎症が悪化している際や喘息発作が起こっている際にも避けるのが得策と思われます。ただ当院では予約制で予防接種を行っているため、もしお子さまの調子が悪い際は予約の時間に直接来院されるのではなく、それ以前に一度受診頂きたく思います。
必要に応じて当院の方で予約日を変更する対処をさせていただきます。
新たな抗インフルエンザ薬でイナビルという1回完結の吸入薬や、点滴によるラピアクタというメンバーが増えましたが現在のところ作用や副反応はまだ不明の部分もあります。
抗インフルエンザ薬以外は各々の症状に合わせた対症療法になります。
咳に対しては去痰剤、気管支拡張剤、嘔吐に関して制吐剤、発熱に対して解熱剤などを投与し基本的には自宅で隔離となり、解熱後48時間(保育園は72時間)経過するまでは自宅静養することになります。
学校、幼稚園、保育園などに行けるのはこれ以降となります。今後はタミフルなどの抗インフルエンザ薬投与中は隔離という項目が加わる予定です。
一般的に夏季に流行するヘルパンギーナ、手足口病、プール熱などを指すと思います。
いずれもウイルスによる感染で、直接の特効薬はありません。
通常ヘルパンギーナ、手足口病は有熱期間も短く(1~2日)、まれに髄膜炎などの合併症を引き起こすことがありますが頻度は多くありません。
但し口腔内にできる疼痛を伴う水疱が時に水分不足による脱水を起こすことがあり注意が必要です。
隔離が必要な病気ではないので小学校、幼稚園、保育園は、解熱して食欲があり全身状態が良ければ登校可能です。
プール熱はアデノウイルスが原因で続く高熱、眼脂、下痢、嘔吐などを引き起こし全身状態が悪化することがあります。
感染力も強いため家族の皆さんへの伝染に注意が必要です。登校は全症状が消失して2日経過してからとなります。
夏季に暑くなると、虫刺され、あせも、かぶれなどを掻破することにより、皮膚あるいは爪の中の細菌が感染することによりとびひに進展します。
外で遊ぶ際は虫除けをすること。爪をきれいにしておくこと。汗をかいたらシャワーなどで体を清潔にしておくこと。などを気をつけてください。
冬場に乳児が感染すると発熱、大量の鼻汁、下痢、そして喘鳴を伴う咳を呈するウイルスです。
罹患した場合は根本的な治療はなく対症療法となりますが、中には肺炎をおこすこともあり注意が必要です。
このウイルスの特徴である細気管支炎による喘鳴が悪化し呼吸困難の状態になると人工呼吸が必要になることもあります。
幼児では同じウイルスに感染しても鼻風邪程度となります。
はい。今までに受診されたことがある患者さんでも、受診当月の初回受診時には必ず確認させていただく必要がございます。
転居による健康保険証や乳児証の変更、転職による健康保険証の切り替え、健康保険証の失効などを確認することが医療機関では毎月必要不可欠となっております。
また皆様にもし登録事項の変更があった時には受診時に必ず受付まで申し出ください。
ある一定期間に当院で保険証が確認できていない時、保険が変更されているがまだ保険証ができていない時、などは当院にて確認できるまでは預かり金とさせていただきますので御了承ください。
確認できた時点で預かり金は全てお返しいたします。失効している保険証の提出は固くお断りいたします。
このウイルスに感染すると発熱、嘔吐、腹痛、下痢などを起こしてくる腸管系に影響するウイルスです。
周りへの感染力は強く、吐物や下痢便を触ったことにより経口的にウイルスが侵入します。
家族の一人が感染すると、お子様以外の家族にも広がる恐れのあるウイルスです。
しかしノロウイルスと検査で診断することは容易ではなく、当院では検査は行っておりません。
ノロウイルスに対する特効薬はなく対症療法となります。
麻疹ウイルスによる感染症で、このウイルスの感染力は非常に強いのが特徴です。
高熱より始まり、徐々に咳、鼻汁などが強くなり、一旦解熱しかかりますが、再び高熱となり鮮紅色の発疹が顔面から体幹そして四肢に広がります。
合併症として脳炎、肺炎などになることもあります。治療は症状に応じた治療中心になります。
直接麻疹ウイルスに対抗できる薬はありません。大切なのは予防接種をきちんと行うことです。